高島京の喫茶店  Miyako no Cafe                  トップページ 

       わたしは『岩漿』の空きページを埋めるためにだけ出てくる変な人です。ちなみに呼び出す編集長もヘンな男なのでよろしく。
         驚きました。今回はその「罪滅ぼし」に、1ページのお店を開いてくれたのです。半端な作品ですがニヤニヤしてもらえそうなので、
           お受けしました。文芸の「匂い」だけはする「ごった煮」と思ってください。いつでもレジ無しで出られる茶店です、ハイ。 
                      

(^^♪ 「のっけから何だけど、わたし、昔カレがいました。誰だっているか、いい年してるんだから。最初のポエムは「淑女風」にしときました

                       アルバム
                                 知らない人と結ばれた
                                 あなたの笑顔に嫉妬して
                                 むかしの写真を
                                 一つ残らず抜き取りました

                                 それなのに、勝手に
                                 心のネガが
                                 ベタ焼きを始めたのです

                                 横顔ばかりの、
                                 唇を噛み、哀しげに視線を落とした
                                 
                                 そう、わたしにだけ見せてくれた
                                 あなたの、
                                 あのときの顔がどこまでも並んでいます
    
                                 いまも本当はこの顔なのだと


(^^♪ 「ちょっと頭使ってもらいます。うん? ときて、ニャッと笑えればお客さんの勝ち。まだ酔ってなーい。頭の2文字がヒント」
                                                                              「デジャビュ」は「既視感」ダョ

                       デジャビュ

                                 発端  「小説って字ばかりだから嫌い」
                                      「いいんだよ、読むふりしてれば絵になるんだから」

                                 錯覚  「ねえ、あなたにとってわたしって何?」
                                      「きみにとっての僕みたいなものさ」

                                 岐路  「この道初めてだよな」
                                      「立ち止まったりしなければね」

                                 現実  「病めるときも健やかなるときも」
                                      「富めるときもさらに富めるときも」

                                 秘密  「もう愛していないんだ」
                                      「その言葉は別だけど」
                           
                                 惰性  「たまには抱いてよ」
                                      「おまえが希望なら喜んで」

                                 嫌味  「この前旅行したのいつだっけ」
                                      「誰に聞いて来いって言うんだ」

                                 予感  「新しいベッド買おうかな」 
                                      「印鑑必要なの?」

                                 我慢  「生きてて良かったって日が必ず来るって」
                                      「どっちの死後に?」


(^^♪ ちょっとはうけてますか。すこし怖い詩をご紹介します。フィクションか経験かは読む人次第でどうぞ。お酒が売れそうなお話です。
  


                       あしゅら
                                 レンタルのウェディングドレス
                                 はな占いで決めてみた
                                 キズを隠せるベールも一緒

                                 本音で言えば自前がいい
                                 わたし自身が借り物だから。

                                 好きな男を誘ってみた
                                 あしたが挙式の最後の晩に。  
                                 何もせず
                                 送っていくよと彼、真顔
                                 わたしの背後にフィアンセ見てる。
                                 彼に抱かれてヌケガラになれば
                                 すっぽり「夫」が入れたものを。

                                 秀才と才媛になる前に
                                 バカはやめようと思った。
                                 別れませんかと言ってみたら
                                 一緒になった記憶はないと、返すフィアンセ。
                                 あたまが良くてよかった。

                                 指輪はくれなかったけれど。

                                                                               
                                 


(^^♪ ハートブレイクで「田舎」に帰った。刈った稲を懸ける「はざき」に雪。モノクロの世界が寂しすぎたので、詩人気取りで創ってみた。

                        越後
                                 雪が――
                                 息を殺して時を刻む。
                                 野良の男を消し去り、
                                 稲架木(はざき)に懸かった生活(くらし)を道化に変えて。

                                 手品師になって得意気に舞う。
                                 冷たい手で隠せるものをさがしながら。
                                 

                                                   

(^^♪ きょうはこれで閉店。よかったらまた来て。 


        

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