「小説太田道灌」一冊分をPDFでどうぞ。本が「売り切れ」ですので。⇒ 蛙声の本棚・「小説太田道灌」全文へ


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                          小説太田道灌       

     「しょうせつおおたどうかん」     平成18年12月25日発行   A6判 252ページ

  関東管領上杉定正の家宰にして軍師の太田道灌が文明18年に主君差し向けの曽我兵庫に暗殺されるまでを描く。

  『蛟竜とは角の無い竜のことで「みずち」ともいう。江戸城築城で有名な太田道灌は蛟竜であった。角さえあれば一気に
  天に昇れたのである。では、道半ばにして斃れた道灌に欠けていた角とは一体何だったのだろうか。」      

  

          

            馬場駿 著       岩漿文学会平成18年発行

                自費出版


         装丁 「ART EDITORIAL UI  露木博子」 (小田原・画家/装丁家/デザイナー))

                                       
                                       

↓寄贈した図書館44

「小説太田道灌読後感と書評/寄贈先 

 批評家の読後感・佐々木国広先生

     ※発行当初伊東市内の「サガミヤ書店」で販売していましたが売り切れ、現在は著者にも在庫がありません。
      機会があれば、再発行する予定です。
      馬場駿著「小説太田道灌」を読んだ各方面の読者からの感想・書評を抜粋紹介。生の声が作品を分析しています。
      寄贈先図書館44館の案内も同時掲載しています。


     新しき太田道灌への道         「大河ドラマに道灌を」の悲願など


尾崎孝「道灌紀行」ほか
  同著平成23年7月発行の増補版案内はすぐ上の矢印をクリック

      尾崎孝氏は、太田道灌研究家。東京外国語大学卒。高校校長などを経て、現在NPO法人「江戸城再建を目指す会」会員です。

太田道灌公墓前祭実行委員会編「太田道灌」

      太田道灌末裔の太田資暁氏が会長として編んだ記念誌。各方面からの道灌に関する一文が網羅されていて興味深い文献です。

太田資暁HP「太田道灌」

      太田会長が太田道灌に関する情報をあまねく開被するホームページ。馬場駿の上記作品も紹介されています。


筆者の一文
 
  「太田道灌と江戸城の関係は知っていても、太田道灌その人については、案外知られていないのではないか。
  筆者が興味を持ったのは、稀代の軍師道灌が、主君定正によってあっさり屠られてしまったのはなぜか、という
  ことであった。逆臣の濡れ衣を着せられていた以上、命を狙われることは当然予測していたはずだからである。
  この小説原稿の枚数の全ては、その「なぜか」のために費やされたと言ってよい。
   道灌についてのまとまった小説は無いに等しい。一部の研究家が限定された地域で発表している程度である。
  おそらく歴史資料がほとんど無いせいであろう。出生一つとっても、万里集九の追悼詩が「五十五歳」と明らか
  にし、その死亡が文明十八年であるところから逆算されたにすぎない。
   太田道灌はその突出した強さのゆえに討たれた。むしろそう見るべきだろう。道灌は下剋上の乱世を予知して
  いた。それでいて自らその先駆となることを欲しなかった。そこが同時代の伊勢新九郎(北条早雲)との違いである。
  その褒章が惨死とは上天もよほどの皮肉屋である。
   道灌謀殺の報は、世上を燎原の火の如く広がった。そして、その火が風を呼び、定正非難の声はついに渦巻いた。
  定正は諸将への弁明に終始することになる。」 (同書「あとがき」から)











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